小さなミスが飛び火。神戸新交通の不祥事はなぜ起こったのか?その原因は?

「神戸新交通(神戸市中央区)」で2021年11月21日、売上金800円をめぐる小さなミスから、社員4名が懲罰処分をうける大問題に発展した。

小さなミスから、あちこちに飛び火した不祥事についてお伝えします。

不祥事の概要

同社によると、発端は今年6月。駅の定期券発売所で窓口を担当する30代の女性臨時社員が、1日の業務を終えて売り上げを確認していた。すると日報上の記録である集計額よりも、現金として手元にある売上金がわずかに上回った。

 その額800円。結論から言うと、女性の日報への記載ミスが原因だった。しかし「上司に怒られる。報告できない」と思った女性は帳尻合わせを思いつき、売上金から800円を抜き取った。窃盗や着服の意図はなく、社内の個人用ロッカーに保管したという。

 しかし4日後、本社部門による審査で売上金の不足が発覚する。持ち出しの事実は、駅の責任者である50代男性社員の耳にも入った。そして女性を指導する際、怒りからか「社内に公にする」「警察に通報する」などと発言。これが後日、「業務上の必要性を逸脱した暴言」とみなされ、女性に精神的苦痛を与えるパワーハラスメント行為と認定された。

 不祥事は連鎖する。女性の行為は社内の懲罰委員会にかけられ、審議が進められた。10月、委員を務める60代の男性社員(係長級)は、処分公表前にも関わらず、女性の職場を訪れ、同僚である別の社員2人に審議内容を知らせてしまう。

 男性社員はその後の聞き取りに、「本人(女性)に言おうとしたが、いなかったので伝言を頼んだ」と説明。女性の職場には用事があって近くまで来たといい、「落ち込んでいたので、会社から聞くよりも先に知らせてあげたかった」。親切心による行為と弁解したが、同社は機密情報の漏えいと断じた。

 同社ガバナンス推進課によると、懲罰処分は重い順に、免職▽諭旨免職▽降職▽出勤停止▽減給▽けん責-の6段階。売上金を持ち出した女性には出勤停止7日間、パワハラ行為の50代男性社員には同1日とする処分が下った。2人への管理監督責任を問われ、上司である別の60代男性社員も減給処分を受けた。

 今回の関係者の中で最も重い「降職」となったのは、情報漏えいをした60代男性社員。係長級から降格された。

 同社は売上金の管理を徹底すると共に、パワハラや情報漏えいを防ぐため、処分の厳罰化を行うという。

神戸新聞NEXTより引用

日報への記載ミスは、良くない問題ですが、忙しい現場業務ではよくある事。例えば店舗の日々のレジ締めなどでも発生して、閉店後に残って確認する事も多い。しかもその差額は800円。女性臨時社員はネコババする意図はなく、単純に「上司から怒られる」のが嫌だったと考えられる。

みんなの声

様々なご意見がありますが、最終的に4名の社員の懲戒処分となっていますが、なぜここまで広がったのか?飛び火したのか?という声が多いようです。

なぜ起こったのか?今回の原因は?

今回、 4名の方が懲戒処分を行っていますが、内容は以下の通り。

  • ①女性臨時社員 :出勤停止7日
  • ②男性上司   :出勤停止1日
  • ③2名の上司  :管理監督者責任として減給処分
  • ④係長級社員  :降格

上記内容から、神戸新交通は、情報漏洩を行った係長級社員の処分を一番重くしているので、問題が大きかったと考えられています。処分から重い順番は以下の通りです。

④係長級社員
③2名の上司  :管理監督者責任として減給処分
①女性臨時社員 :出勤停止7日
②男性上司   :出勤停止1日


ただ、今回の事件の主な原因は、日常的なパワハラまがいの環境だったのではないでしょうか?今回のニュースで最も気になるのは、 以下の男性上司の発言。怒りから発言する様子から、通常業務においても部下を問いただす環境だったと考えられる。800円の余剰金が発生し上司に報告した際、「一緒に原因探そうか?」といったくれるような職場環境だったら、今回の懲戒処分は発生しなかったと考えます。

(売上金抜き取りが)駅の責任者である50代男性社員の耳にも入った。そして女性を指導する際、怒りからか「社内に公にする」「警察に通報する」などと発言。

神戸新聞NEXTより引用

まとめ

チェック

今回の不祥事は、小さなミスを報告できずに大きな問題に飛び火した不祥事でしたが、この内容から色々な学ぶ点が多いと思います。

日常生活においても、職場においても、人間は誰でもミスをするものだと思います。

「一人のミスを攻めずに、みんなで協力してそのミスを解決する」そんな職場が増えるために、私も日頃から意識したいと思います。

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